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ひとり娘の成長記録

発達障害児の子育ていろいろ

2歳(幼稚園プレ)

2歳を過ぎると、周りとの違いがだんだん目立ち始めてきました。
落ち着きがないと気付いたのは2歳よりももっと前だったかもしれません。
この頃は不安と悲しみと、いろんな感情でいっぱいいっぱいで、とても成長の記録を残すような精神的余裕がありませんでした。
目立った特徴や出来事ははっきりと覚えていますが、何月だったか、2歳何ヶ月の時だったか、までは正確には覚えていません。

2歳半頃、近隣幼稚園のプレを申し込む時期になり『プレに入っていないと願書がもらえない』という幼稚園へ、プレの体験日があったので行ってみることにしました。広いお部屋で親子で手遊びや歌を歌ってお話を聞いて最後に申し込み、という流れです。
自転車で10分ほどの場所。園庭開放に行ったり上に兄姉のいる親子は慣れた感じで入っていきますが、初めての場所なので、娘も大丈夫かなあと心配でした。

受付をし靴を脱いで上履きを履き、始まるまで部屋で待つ。
この「部屋で待つ」からもう無理でした。
だいたいみんなママのお膝に抱っこか、近くで座って待っていますが、娘は立ち上がりたい、あっちへ行きたい、部屋を出たい、、無理やり座らせようとしても抵抗する、、けど手を離せば外へ飛び出してしまう。という感じ。
仕方なく手を繋いで廊下へ出て、ウロウロ。
部屋に戻って座ってみたり、また外へ出て見たり、カバンの中から何かないかなと探して手紙を見せたり、パンフレットを見せてみたり。
「待てない子」を待たせる時間って、親にとっては本当に長いです。辛かった。
ようやく園長先生の挨拶から始まり、先生方の話や手遊びなんかが始まりました。
なんとか座らせて先生の方へ向くよう「あれ見てごらん!」「◯◯だね〜!」なんて必死に話しかけますが、他の子が「うわぁー!」とか「◯◯だー!」とか良いリアクションを見せる中、娘は、その先生が持っているぬいぐるみが触りたいと愚図りはじめました。
抱っこでなんとか抑えますが、「んー!」と言いながら手を伸ばして触りたいと、私が制止しなければ先生から奪い取るであろう勢いで欲しがり、触りたがります。

※これはこの頃よくありました。人が持ってるものがとにかく触りたい、
自分も持ちたい、真似したい、欲しい。など。
後に『人より物に興味がある』という自閉症の特徴から来るものだとわかりましたが、この頃は特にひどかったです。
2歳の頃は本当にどこへ行ってもよくありました。すれ違う人の持っているもの、特に同じ歳くらいの子がやってること、被っている帽子、持っているバッグ、全て自分もほしい、やりたい、真似したい、触りたい。それが手に入らない、できないとわかると大泣き。癇癪を起こすほど泣きます。外出先でも気を抜けませんでした。※

この時はなんとか気をそらしましたが、やっぱり最後まで持たず愚図るので、大泣きして迷惑かける前に、とりあえず廊下へ。
待ってましたとばかりに走り回る。それも全速力。
廊下から、突き当たりのトイレの中まで猛ダッシュ。そこがトイレであろうとどこであろうと関係なし。
何かに興味があってそこへ向かって走るのではなく、もうとにかく走る。呼んでも止まりません。身体ごと捕まえるしかない。幼児によくある「落ち着きがない」とは全然違う、発達障害の「多動」だなと一目瞭然でした。
その後、プレの申し込みのため、みんな親子で順番に並んでいましたがそういえば娘はこの頃「並ぶ」ということもできませんでした。じっとしてなくてはいけないことが無理、待つのが無理ですから、「列に並ぶ」ということも当然出来ませんでした。
結局その辺を手を繋いで(手を離すと走ってどこかへ行くので離せません)ウロウロさせながら時間を潰し、一番最後に受付を済ませました。
この日は80名近くいましたが、娘のような目立った多動の子はいませんでした。80人に1人。予想通りとはいえ、ショックでした。
今思えば、周りとの違いに早く気付けたことは、ある意味ラッキーだったかもしれません。次の行動へ一歩踏み出す決心が早くついたということは、早期療育へ繋がる。子供にとっても良い事だったんだと思います。
プレに申し込んだものの、その後思いがけず保育園に行くことになり、プレは一度も行かずに終わりました。