ひとり娘の成長記録

発達障害児の子育ていろいろ

2歳(人より物に興味がある)

自閉症の特徴の1つとされていますが、『人より物』を感じる出来事は多々ありました。

まず人への興味関心が薄く、挨拶されてもその人の方を見ません。自分が挨拶したい時には娘からするときもあります。けどそのあと何か話しかけられても反応しないことがほとんどでした。

自分の欲求、「◯◯食べる」とか「◯◯する」とかはよく話しかけて来ますし、こういう時は目も合いやすいのですが、「おはよー!」とか「ばいばい!」とか、挨拶に対しての反応や、「美味しい?」とか聞いた時の反応はほぼノーリアクションでした。自閉症アスペルガー)によくある『会話が一方通行』にも当てはまっていました。


1〜2歳の頃アンパンマンが大好きだったので、知らない子がアンパンマンの服を着ていたら、相手が誰であろうと、「アンパンマン!」とか「アンパンマンいた!」とか指をさします。

ある日公園へ行った時にも、アンパンマンのTシャツを着ていた子を見つけ、「アンパンマンいたー!」と言いました。その子がなんか言おうと、その子の目も見ず、アンパンマンばかり見ています。

その子がその場を去る時に「ばいばーい!」と娘の目を見て手を振っても、娘はその子に対してバイバイと言わず、目も合わせず、「アンパンマンばいばい。」と言いました。まさに『人より物』を感じた出来事でした。


通りすがりの知らない人の傘を奪おうとしたこともあります。

人が見えていなくて、その人の「傘」しか見えていないのです。

公園のベンチに置かれている知らない人のカバンを片っ端から触ろうとしていたり。

誰かが持っているものを触ろうとする、欲しがる、興味がわけばつかもうとする。それをどんなに強面のおじさんが持っていようがヤンキーのお兄ちゃんが持っていようが関係ありません。人を見ていないのですから。

親としては冷やっとする場面の連続でした。

これは2〜3歳前半くらいまで続きました。

※最近心理勉強会で聞いたお話で、発達障害児によくある「シングルフォーカス」という言葉を知りました。一点に集中するとそこしか見えなかったり、一部分ずつしか見ることができない(黒板の板書が一部分ずつしか見えず全体が見えていないので所々抜けてしまう子もいるそうです)、物が気になったらその物しか見えなくなってしまうのは、このシングルフォーカスという特徴から来るものでもあるのかなと思いました。普段の生活の中で、娘は視野が狭いなと感じる場面が多かったので、なるほど、やっぱりあれはそういうことだったのか、と納得しました。発達障害について知れば知るほど、娘の今までの理解しがたい行動がそういった特徴から来るものであったり、理由があったんだとわかり、辻褄があうような、謎が解けたような、すごくスッキリした気分になれます。