ひとり娘の成長記録

発達障害児の子育ていろいろ

1〜2歳(クレーン現象)

自閉症の特徴であるクレーン現象。
1〜2歳頃、少しだけありました。
何かを取って欲しい時、私の手をひっぱりそこへ手を動かします。
私の顔なんてもちろん見ません。目も合いません。手しか見ていないし手しか見えていないような感じでした。
「ママに求める」のではなく、ただの道具として「手を動かしてる」といった感じです。
あ、これが『クレーン現象』ってやつか、とすぐにわかりました。
この時私は咄嗟に娘の手をパッと振りほどいてしまったような気がします。自閉症スペクトラムであることを否定したい気持ちが、まだあったんだと思います。

思えばこの頃、「ちょうだい」といえば持ってるものを渡してくれるというやり取りはできていたのですが、渡す時に「私に渡す」のではなく「私の手に乗せる」という感じでした。顔も見ないで、手ばかり見ていました。
試しに「ちょうだい」と言ってからわざと手を後ろに隠してみました。
普通はママの顔を見て、ママの身体の前のちょうど良い位置に「はい」とか「どーぞ」とか言いながら差し出し渡そうとすると思います。
けれど娘はやはり私の手を探し、引っ張り手をこじ開けて、そこに物を乗せようとしました。
この頃はママへの愛着というものもなかなか感じられず、自分の要求を伝える時だけは目が合ったりするけれど、こちらの問いかけは全部無視だったり、外では勝手にどこかへ行ったり振り返らずどこまででも突き進んでしまったりするし、公園遊びも一緒に出来ないしただ声をかけながらついていくだけ。。
私は「ママ」という、いちばん自分の思い通りにお世話してくれる「道具」だったのかもしれません。
そんな娘と毎日2人きり。
寂しくて、寂しくて。毎日悲しかったし苦しかった。
思い出すのも少しツラいです。

今は「ママー!」と飛びっきりの笑顔で駆け寄ってきてくれます。「ママに会いたかったー!」とか「ママが世界で1番大好き!」とか、たくさん言ってくれます。愛着形成が遅かったせいか、年中さんのころは特にべったりでした。
時々「ママ見て!」「ママ!ちょっと来て!」が酷すぎる時もあるけど、こんなに幸せなことはないよなーと、当時を振り返るたび思っています。

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