ひとり娘の成長記録

発達障害児の子育ていろいろ

5歳(決定権の誤解)

娘が発達障害と診断されてから色々調べていく中で、『決定権の誤解』という言葉を今まで何度か目にしてきました。

自閉症スペクトラムの子は
「決定権が自分にある」
と誤解していることが多いらしいです。

うちの娘は本当にその通り。

どこに行く
何をする
これはここでもう終わり
次これをしよう
これはやりたくない
これやりたいから今すぐやる

全て娘が決めたがります。
家庭の中でも、特に娘は一人っ子で、我慢する場面が人よりも少ないと思います。

本人の気持ちはなるべく否定はせず、何でも自分で考えて行動できるようになってほしい、という親の思いが、間違った解釈になり、娘の中では「私が何でも決めて良い」となり、大人が決めるべきことにも口を出し、自分の思い通りにしたがります。

以前ちらっと書きましたが、たとえばお友達のお家へ行くとき。
「今日は◯◯ちゃんのお家へ行くよー」とみんなでそっちへ向かって歩き始めれば、普通は仕方なく親についてくると思います。
でも、娘は「え?大丈夫。行かない」とお友達とお友達の親を目の前に軽快に断ります。
初めての場所は苦手だから。断るのもわかります。
けれど、いやでも渋々付いてくる、なんてことは全く考えもしていない様子。
まるで「私が行かないと言ったら行かないのよ〜」という感じなのです。

外出時もそう。「あっちへ行くよ」と言っても「えーー?」「こっちへ行きたい」わがままのオンパレード。
ここは譲れないので、お出かけ前にお約束することで、なんとか回避してきました。

でも今日ふと、この『決定権の誤解』という言葉を思い出しました。

そして気付きました。娘は未だに、決定権を誤解しているのかもしれない。

娘は時々、自分は大人と同等であるかのような態度や発言をします。他の人に対しても、そうです。
先生=偉い人 の図式が娘の中にはなくて、先生と自分の立場の違いもわからず、先生を相手にしても決定権は自分にあると思っている。だからピアノの先生にも平気でわがままを言う。自分のやりたいことを勝手にやろうとする。。

幼稚園の先生に対しては、たぶんわかっているようです。先生は先生。幼稚園のことはなんでも知っている。困っていたら助けてくれる。一番偉い人。と。先生が「今日はこれをやります」と言えば嫌でもやるし、「これをやっちゃいけない」と言われたら素直に聞きます。
それは他の子がそうしているから、わかったんだと思います。周りの子を見て、お友達の真似っこが大好きな娘は気付けたんだと思います。

でもピアノの先生とは一対一。お手本になる子もいません。私がどんなに先生に敬語で話ししっかり挨拶して、敬う態度を見せても、それはお手本にはならないようです。
先生がちょっと優しくしてくれたら、そこで娘は「この人は自分と同等」と誤解し、ばぁばに接している時と同じような態度で、先生に接しているのです。
それは微笑ましいものでもなく、どう見ても失礼にあたります。
その都度注意したり、これはダメ、こうしよう、言ってはいけない、やってはいけない、と教えてきましたが、
そもそも根本に「決定権の誤解」があるからこそ、こうなっているのでは?と気付きました。
まずはそこをはっきりさせなくてはいけないなと今日思いました。

娘にはもう話せば充分理解出来るので、

「最終決定権は大人にある」ということ
「娘が1人で決めて良いこともある」ということ

「娘が決めて良いか、良くないか、も大人が決める」ということ
「決めるのは親や先生だけど、相談することはできる」ということ
相談の仕方

 

など、娘に伝わりやすい方法で、教えたいと思います。

何でもかんでも「決めちゃダメ!」「大人が決めたことに口出すな!」というわけではなく、「大人の顔色を伺え」ということでもなく、、間違った伝わり方にならないよう少し考えなくては。。

いつまでも、大人相手に「お友達」感覚で接するのは良くないと思います。
そこが人懐っこい娘の良さでもあるけれど、これから大きくなるにつれ、このままでは娘自身が困ることになります。

入学までに少しずつ少しずつ、焦らず、プレッシャーを与えないようにしながら、大事なことを教えていこうと思います。

 

 

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村