ひとり娘の成長記録

発達障害児の子育ていろいろ

2歳(幼稚園探し)

娘がクリニックで発達障害の診断を受けてすぐくらいから、幼稚園探しが始まりました。

診断が付くよりも前に療育センターへ一度相談に行ったとき、
「今すぐ発達障害だと決めつけてしまうのは乱暴すぎるような気もする」というような話をされました。
つまり「診断を付けるということにそこまで焦ったりこだわらなくても良い」という感じでした。
確かにそれは今となってはそう思います。
診断名でひとくくりにしたところで、結局本人の問題行動や困り感はその時その時で変わって行くこともあるし人それぞれであり、成長とともに落ち着くこともある。
診断名を2歳の時点でつけてもつけなくても、療育センターの対応、これからやるべきことは変わらない、ということです。

それでも私が早くはっきりさせたかったのは、私自身、娘へどう対応したら良いか、わからなくなっていたのです。
躾の問題なら、これから成長とともに落ち着くだろう。
もし発達障害だったら、医師がそう認めたら、発達障害児への対応をしていかなくてはならない。療育をしなくてはいけない。早期療育が大事。早く療育を受けたかった。
あと、躾の問題ではないんだ、と思いたかったのかもしれません。
それから、この頃は保育園(2歳児までの小規模保育園)に通っていましたが、
3歳児(年少)からは幼稚園へ行くことになり、幼稚園探しをする上で「発達障害と診断されています」と言えば相談がしやすいと思ったのです。
娘のような子が通える幼稚園なのか、障害に理解がある園なのか、判断しやすいと思ったからです。
入園してから、先生の手をわずらわせ、退園、なんてことには絶対させたくなかったのです。
だから入園願書をもらう前に、はっきりさせておきたかった。


診断されたのが9月頃だったので、願書配布がすぐに迫っている頃でした。(記憶が曖昧ですが。)

まずやることは、幼稚園の見学のお願いと、プレに通ってなくても願書がもらえるか聞くことと、、
その前に通える範囲の幼稚園に片っ端から電話をかけ、『発達障害児の受け入れが可能なのか』ということを聞く作業をしなくてはなりませんでした。
電話の反応は様々でした。
(公立幼稚園が近くにないので、私立幼稚園のみで探しました。)

・「うちは職員の数が多くないので座ってられない子はちょっと対応できないかなと思います」
・「一度面接させていただいて、入園できるか判断しましょう」
・「加配をつけることができないんですがそれでもよろしければ」
・「一度お子さんを連れて見学にいらしてください」
・「面接はどなたでも受けられますので、まずは面接を」

と、遠回しに断られたり、とにかく「面接で判断」というところが多かったです。

そして今娘が通っている幼稚園の反応はこれでした。

「うちはそういうこと(障害)が理由で入園を断るということはありませんよ。加配が必要な子にはフリーの先生についてもらったり、こういう子にはこういう対応をしていて、、、」
と、詳しく説明してくれました。発達障害についてもとても詳しく、療育センターに週1、月1で通ってる子もいて、必要な子には巡回指導に来てもらっていると。

娘の行き場所がどこにもないんじゃないかと途方に暮れかけていたので、涙が出るくらい嬉しかったです。
その後夫婦で見学に行きましたが、この幼稚園いいな、と思ったのは、すれ違う先生みんなが私達に自分から挨拶してくれること。これってなかなか、出来ていない園もありますよね。職員室で話をしている時も、入って来た先生みんな笑顔で挨拶してくれました。

園長先生と少しお話をして、そのまま願書をもらい帰りました。
後日面談をし、無事入園が決まった時は本当にホッとしました。

理解のある幼稚園の先生方のおかげで今の娘はのびのびと楽しく幼稚園へ通えています。
娘の障害のことは、先生達以外にはカミングアウトしていませんが、年少の頃は特に、何かあるたび泣いていたり落ち着きのない娘を見て「あの子何かあるんだろうな」と思う人はいたと思います。
それでも泣いてる娘の頭を撫でてくれるお母さんがいたり。
「まだ年少さんだもん、気持ちの切り替え難しいよね〜!」と優しく声をかけてくれたり。
今でも「すごい成長したよね〜お姉さんになったねー!」と言ってくれるお母さんがいたり。
周りの人達に恵まれ、本当にこの幼稚園にしてよかった、と感謝しています。


発達障害のある子が通いやすい園」がたまたま近くに見つかったから良かったですが、もしなかったら、自分から理解してもらうためにたくさん行動していかなきゃいけなかったのかなと思うと、障害のある子を育てるお母さんは本当に大変だなと思います。
「近いから」「バスや給食があるから」「預かり保育があるから」「園の教育方針」「習い事ができる」「リトミックがある」「近所のお友達が通ってるから」「プレがあるから」
など、定型発達児のお母さんが考える幼稚園選びの基準は二の次で、まず「障害があっても入園できるのか」というところをクリアしないと先へ進めない。
幼稚園探しをしていた時は特に精神的に辛かったです。
同じような思いをしているお母さんはたくさんいるんだろうなと思います。