ひとり娘の成長記録

発達障害児の子育ていろいろ

5歳(負けず嫌いは良いこと)

負けず嫌い。
完璧主義。
白か黒。
100か0。
失敗を極端に恐れる。

娘の性格です。
私はずっとこれを「性格」としてではなく自閉症スペクトラムの「特性」と捉えていました。
ただの負けず嫌いではなく、勝ちに対するこだわりが強過ぎるのです。
じゃんけんでも、占いでも、負けたり順位が低いと泣いてしまうような子でした。

なので私は、「負けて悔しいのはわかるけど、泣くのはやめようね」とか、「悔しい気持ちは心の中にしまっておこう。」とか、「あなたがそんなに泣いてたらみんな楽しく遊べないよ」とか、「負けても『まぁいっか』だよ」とか言っていました。
実際そのようなことも本に書いてあったりします。それが「療育」だと。

最近またある事がうまくいかなくて泣くことが増えました。
その話をした時に、知人が(身バレ避けるため詳しくは書けませんが)
「負けず嫌いは良いことだよ。悔しいって思う気持ちも大切だよ。こんなに頑張ってるもんね」と言ってくれました。
そのときハッとしました。私は今までずっと間違っていたと思いました。
なんで今まで娘の気持ちを否定し続けていたんだろう、と思いました。
そうだ、こんなに娘は頑張っているのに。
頑張っているからこそ、悔しいし、泣くんだ。
負けず嫌いって、勝ちにこだわるって、悪いことじゃないんだ、、
泣いて喚いて暴れるわけでもない。
だったら泣いたっていい。
どうしてもっと早く気づかなかったんだろう。

ずっとずっと、「悔しいのはわかる『けど』、泣くのはやめよう」とか、結局娘の気持ちを否定していたんだな、と。
泣いて悔しくて悲しい時に、どうしてまっすぐに受け止めてあげなかったんだろう。
本当に可哀想なことをしてしまいました。
療育だから、娘のためだから、と結局娘を追い込んでいたのは私でした。

そして娘がまた同じように泣いた時に、
「泣くってことは、それだけ真面目に、真剣に、頑張っている証拠だよ。とても良いことだよ。えらいね。いつも頑張ってるね」と言いました。
すると娘は笑顔になりました。
娘を笑顔にするのは、こんなに単純なことだったんだな、と思いました。
「気持ちを受け止める」というのが1番大事。頭ではわかっていたはずが、結局「療育」ということにとらわれ過ぎて真逆の対応をしてしまっていました。

頑張っていたことを、認めてあげる。
気持ちを受け止める。
否定しない。

発達障害児の子育てでは当たり前のこと、自分ではそう出来ている「つもり」だっただけでした。

知人の言葉のおかげで、何かものすごいヒントをもらえたような気がしました。
娘がちょっとしたことで泣いたとき、前はイライラすることもありましたが、今は泣いても、何か愛おしいような、あー可愛いなーと思えるようになりました。

なんだか必死になり過ぎていたのかな、と。
昔の写真を見て、「あのときは大変だったけど可愛かったな」「小さくて可愛かったな」と、いつも思うのは後からで、目の前の娘に対しては必死に身構えているような、、本当に心から目一杯愛してあげられているのかな、と。
とにかく気付けてよかった。
今の目の前の可愛い娘を、その時その時を大事に、育てていこうと思いました。